まんがおばけ まんが日記
Diary-2 ペン軸と天竺って似てね?
ペン軸と天竺って似てね?
天竺は…ゴダイゴが歌うところによると
「どこか遠くにあるユートピア」だそう。
三蔵法師一行が、大変な思いをしつつ
目指した地として有名。
一方、「ペン軸」。
…書き手をどこか遠い世界へ
連れて行ってくれる。
その道のりはやはり険しい…
むむむ、似ている(笑)
また、視点を変えると、
ペン軸は、三蔵法師のようにも見える。
ペン先は種類が多くて、
ちょうど孫悟空、猪八戒、沙悟浄のように
それぞれ得意な能力があったりする。
けれど
ペン軸がいなければその力を
正しく使うことはなんてできない。
そう考えると軸とは偉いものだ。
人間は誰でも何かしら
「好きな事」という能力があるけれど
それを十分に発揮して
自分流の天竺を目指して旅に出る時、
三蔵法師のように、何かしら自分の進む道を
修正してくれる存在が不可欠ジャマイカと思う。
しかし、やっかいな事に
たいがいその目指す場所は
遥かに遠くて霞の向こうでハッキリ見えないし、
「お師匠さんどこでっか?」と
探してみても たやすく見つかるものでもない。
結局、手探りでも
歩き出すしかなくて、
歩いているうちに、ふと、霧の向こうに
なんかいま見えたよーなぁ~。
いや、見間違いかな…的なのを繰り返しながら
探している何かを
たぐり寄せるかのように進むしかない。
見えないのは怖い。当然のこと。
もしかすると
ずっと見えないかもしれない…めちゃ怖い。
不安で立ち止まって…戻ろうかなって思う。
それでも前に歩きださずにいられないなら
それは本当に「好きな事」なんだろうと思う。
でも、周りを気にして
それさえも抑えてしまう時もある。
けれど、やっぱり、またその「好きな事」は首をもたげてくるのだ。
結局、遅かれ早かれ、やっぱりやりたい事はやりたくなるものなのだろう。
その時、後回しにした分だけ、
やっぱり人生は短かいんだなぁーと、しみじみ実感するのかもしれない。