うさ太郎と竜田肉号
ep6.シャウ・エッセンシャル
そこのあなた!
・私の自動車に勝手に乗られては困るわ!
・セラミック・ダブルローター&2WD。
12000rpm、200PS。
アンチロックブレーキシステム&
マッハ号のオートジャッキ装備!ナイス!
あら、あなたメカに詳しいのね。
このアルフォンソはオオトモメカニカル&タツノコプロダクツの
技術を盛り込んだ「おちゃめ神」的なハイパーマシンなのよ。
※アルフォンソ=イスパノスイザ・アルフォンソ13。
※オオトモメカニカル=大友克洋先生のマンガ・AKIRA。
※タツノコプロダクツ=Tatsunoko Production Co.,Ltd。.
※おちゃめ神=吾妻ひでお先生のマンガ・コロコロポロン。
・その“P”ボタンを押してみて。
・これか?
・非常用patrol light 98式AVからの流用よ。
東洋の国ではパトロールカーをスーパー改造する風習があるそうよ。
「逮捕しちゃうぞ」というこの本に紹介されていたわ。
大丈夫?
Goddamn!!!!
・ウサキチ!アクセル全開!奴を追え!
・うさ太郎だってば、でもこういう展開を待ってました!
やっとモーターが暖まってきたところだぜ!
カメ父、パワー全開で頼みます!
発電力マキシマム!モーター接続!
うさ太郎行きまーす!
こら、ウサキチ!さっきからクネクネと走りおって
ちっとも奴らに追いつかないじゃないか!
・オイラのせいじゃない!勝手に尻フリフリしちゃうんだ!
・それはパワースライドよ。タイヤが空転してるの!
・そもそもあなたは自動車を運転したことあるのでしょうね!
・オフコース、フルコース!
自転車だけどねー、ひゃっほー!
いたぞ!
「ゴールの向こうに海が見えるぜ!」by Koma Gun
※バリバリ伝説。
あ、あれ?なんだあれは!!
・「TASTUTANIC」号よ!!
・でかい!
ウサキチ!あいつをネチネチと煽りまくりなさい!
おや?さきほどのカブリオレがすごい勢いで迫ってきます!
・何をあっけなく追い抜いてるのよ、このSukapontan!
・それよりも、どうやって止めるの?
・ブレーキも知らずに運転するな!
・うるさい!オレは人生のブレーキをかけたことが無いのだ!
・やばい!人だかりよ!人だかり!
・いやだ~、交通刑務所に入りたくない!
ポチっとな!
わお!カメ父、でかした!
♪ヒュルリラ ヒュルリラ 風に吹かれて
知らない街を旅してみたい♪
※松田聖子 野バラのエチュード。
・ところで、この人ごみの中のどこに着地すればいいのかな~?
・そうだった!
・ウサキチ!なんとしても飛び続けなさい!
・俺の耳は操縦桿じゃない!
おおっ!!めっちゃラッキー!!!
お客さん達、自動車に乗ったままでは危ないよ!
はーい!わかりましたぁ!
わーお!足下が固いって安心感抜群だね!
「TASTUTANIC」号へようこそ!
乗船チェックはお済ですか?
ああ…チケット?
ハンカチーフ、ティッシュ、エチケットなんちゃって…。
カメ父…この高さから飛ぶと、やっぱり水面でもヤバいかな?
カメ父!!!
カメ父、すまない!!!
これが乗船券。こっちが身分証。
それと…。
あそこで現実逃避している二人は、私の荷物番として貨物室に入れてあげてほしいの。
おまけ ミニまんが。
・うさ太郎!あれ見て!
・耳ひっぱるな!オレは飛行船なんか興味ない…。
“usa burg”
おしまい♪
↓本編の続きです。
えーと、料金は500円ですね。
考えてみると…世紀の「TASTUTANIC」号に1コインで乗れたなんて、ラッキーかもね。
はははは…。
・あら?律儀にそんな所にいないで上のデッキに来なさいよ。
・あんた誰?
シャウ・エッセン・シャルよ。わからないの?
わたしよ、わたし!
・なにぃ!
・ふふふ、このリアクションがたまらないのよね。
あなた達は自由なんだから船旅を満喫してね。
意外といいヤツだったんだなぁ。
では、お言葉に甘えて上に行ってみよう。
しかし無駄にでかいな!
お客様、シャンパンかワインはいかがですか?
・おお!サンキュー!
・greatly!
delicious!!!
カメ父!大丈夫ですか!
お姉さん、水をちょうだい!
・しっかりしてカメ父!
・止めて…お願い
ふぅうう、焦ったぜ!
・お前はハムレットのジュリエットかい?
・え?なんて言ったの?
・ナレーション「こうして二人は運命の出逢いを果たすのであった」